その経験を通してまた
ひとつに固まることができた
5人の、ここから始めるんだ、
っていう気持ちを忘れないために
作った歌です。
ライブのどの場面に
この曲が入っても、
絶対に届けるぞって
みんなの意識が
ひとつになるっていうか。
やっと多くの人の耳に
届けられるのが
すごくうれしいです。
今も演奏してても
泣きそうになるんですけど、
すごく感情が
こもっちゃう曲です。
曲名にもあるように、
小さな一歩かもしれないけど、
5人で一歩を踏み出せた
曲かなって思います。
会場の空気がガラッと
変わるんですよね。
ベストアルバムに
大切な曲を入れられるのは
うれしいです。

私たちにとってずっと大切にしていきたい作品ができました。

ライブでずっと歌ってきたこの曲をやっと、しっかりとしたカタチにすることができました。そして、サウンドも一体感もかなり進化しています!この曲を作ったあの日の「変わりたい」と思った気持ちを忘れないように。5人にとってこの曲は、歌うたび、演奏するたびに、くすぶっている心のどこかが震えるような存在です。私たちにとってずっと大切にしていきたい作品ができました。
みんなが夢や目指しているものの途中で自信をなくして迷ってしまいそうな時、前に進むための勇気があと少し足りない時にこの曲で背中を押せたらうれしいです。

デビュー5年、それぞれの言葉で今とこれからを語ります。

デビューして5年、佐賀県唐津市からの上京、東京での生活、普段は語らないほかのメンバーへのメッセージ。映像を通して、それぞれのキャラクターも映し出された貴重映像。

M O R E

結成から「はじまりのうた」にたどり着くまで

小学校6年の結成から、「たんこぶちん」誕生、進路、上京、バンドとして続けて行くための迷い、変化の時期。そして新曲「はじまりのうた」がいかにメンバーにとって大切な曲として生まれたか。「たんこぶちん」を続けいまに至る経緯、そしてこれからを赤裸々に語るロングインタビュー。

RELEASE

たんこぶちん、はじまりのベストアルバム 2018.3.7 RELEASE! TANCOBEST

TYPE-A 【通常盤】

¥2,037+税  YCCW-10325

CD収録楽曲(3形態共通)
3タイプ共通のCDには、デビューから今日までのたんこぶちんの代表曲に加え、ライブで披露しファンの心を掴んできた“今”のたんこぶちんを象徴する新曲「はじまりのうた」が遂に収録。
  1. ドレミFUN LIFE
  2. シアワセタランチュラ
  3. 走れメロディー
  4. TOUGH BOY(~TOUGH GIRL)
  5. Alright !!
  6. Re:GiRL
  7. 泣いてもいいんだよ
  8. 鳴らせ
  9. ze ze ze
  10. 花火
  11. Bye Bye ~君といた春~
  12. 偶然と運命
  13. さよならbaby
  14. 遠距離恋愛爆撃ミサイル
  15. 夏のおわりに
  16. はじまりのうた

TYPE-B 【初回生産限定盤】

¥2,778+税  YCCW-10326/B

TYPE-B DISC2収録楽曲
TYPE-Bの特典CDは、映画『二度めの夏、二度と会えない君』のアナザー・ストーリーとして作られた新曲や、ファンクラブ会員投票企画にて選曲された初期を代表する「走れメロディー」と「We Gonna ROCK」のセルフカバーを収録。ライブでの勢いをそのまま感じられる聴き応え十分な1枚となっている。
  1. 二度めの夏、二度と会えない君
  2. We are the Girls Band !!!!! – full ver.(2014)
  3. 走れメロディー(2017)
  4. We Gonna ROCK(2017)

TYPE-C 【初回生産限定盤】

¥3,241+税  YCCW-10327/B

TYPE-C DVD 収録内容
  1. たんこぶちん music clip 集
    ドレミFUN LIFE / シアワセタランチュラ / Alright !! / 泣いてもいいんだよ / 花火 / Bye Bye ~君といた春~ / 遠距離恋愛爆撃ミサイル / 夏のおわりに
  2. 『「ニドナツ」ワンマンツアー 2017』ドキュメント
TYPE-Cの特典DVDには、メンバーのインタビューやオフショットを含む「ニドナツ」ワンマンライブツアーのドキュメント映像と、これまで製作されたミュージックビデオ全8作がメンバーのコメンタリー付きで収録されたファン必見の内容。
予約会・インストアライブ

予約会

2018年3月4日(日)13:00~
会場:タワーレコード池袋店6Fイベントスペース
出演:MADOKA(Vo.&Gt) CHIHARU(Key) (※本イベントはMADOKAとCHIHARUの2名でのイベントになります)
■予約会の詳細はこちら

インストアイベント

2018年3月6日(火)20:30~ 会場:タワーレコード渋谷店 4Fイベントスペース
出演:たんこぶちん全メンバー
2018年3月7日(水)19:30~ 会場:HMV&BOOKS SHIBUYA 7Fイベントスペース
出演:たんこぶちん全メンバー
2018年3月8日(木)20:00~ 会場:タワーレコード横浜ビブレ店 店内イベントスペース
出演:MADOKA(Vo&Gt)、HONOKA(Dr)(※本イベントはMADOKAとHONOKAの2名でのイベントになります)
2018年3月9日(金)20:00~ 会場:HMVエソラ池袋 店内イベントスペース
出演:たんこぶちん全メンバー
2018年3月10日(土)13:30~ 会場:HMV栄 店内イベントスペース
出演:たんこぶちん全メンバー
2018年3月11日(日)13:00~ 会場:タワーレコード梅田NU茶屋町店 イベントスペース
出演:たんこぶちん全メンバー
2018年3月25日(日)①13:00~/②15:00~ 会場:紀伊國屋書店 新宿本店 1階ひろば特設会場
出演:たんこぶちん MADOKA(Vo&Gt)(※本イベントはMADOKA1名でのイベントになります)
2018年3月30日(金)19:30~ 会場:タワーレコード福岡パルコ店 店内イベントスペース
出演:たんこぶちん全メンバー
2018年4月7日(土)①14:00~/②16:00~ 会場:ららぽーとTOKYO-BAY かいだん広場
出演:たんこぶちん MADOKA(Vo&Gt)、CHIHARU(Key)
(※本イベントはMADOKAとCHIHARUの2名でのイベントになります)
2018年4月8日(日)15:00~ 会場:タワーレコード新宿店 7Fイベントスペース
出演:たんこぶちん全メンバー
■インストアイベントの詳細はこちら

「ニドナツ」ワンマンライブツアー 2017

発売日: 2018年3月7日
仕様:通常トールケース
価格:¥3,611(税込価格 ¥3,900) 品番 YCBW-10080
音声:リニアPCM(48kHz/16bit) ステレオ 画質サイズ16:9LB

  1. 蝉時雨ライダーズ
  2. さよなら監獄教室
  3. TIME
  4. グライダー
  5. 遠距離恋愛爆撃ミサイル
  6. 君に会えてよかった
  7. Bye Bye ~君といた春~
  8. 花火
  9. シアワセタランチュラ
  10. Let it Die ~ミッドナイト ウォーリーゲーム~
  11. We Gonna ROCK
  12. ze ze ze
  13. 偶然と運命
  14. はじまりのうた
  15. 夏のおわりに
  16. ライバル(CD未収録曲)
  17. We are the Girls Band !!!!!

2017年11月に渋谷TSUTAYA O-WESTで実施された最新ワンマンライブの模様を収めたライブDVD。
情熱を注ぎ尽くしたヴォーカルMADOKAのエモーショナルな歌声、男性ロックバンドに引けを取らないパワフルな演奏とメンバー5人の一体感から生み出されるパフォーマンスやグルーヴ。
全てのオーディエンスを魅了した最高のステージを、初の映像作品として発売。

本作は、たんこぶちんの代表曲や映画『二度めの夏、二度と会えない夏』の楽曲は勿論のこと、ベストアルバム『TANCOBEST』に新曲として収録された、今のたんこぶちんの象徴する「はじまりのうた」やCD未収録の「ライバル」など、注目の楽曲も演奏された見応え、聴き応えのある内容。
このライブに参加しその熱いエネルギーを共に作り体感したファンはその感動を振り返るために、ライブに来れなかった方や新たにファンになった方には“たんこぶちん”のライブパワーを体感できる映像作品として必見の1枚。

RELEASE

上京してきたのはいつでしたっけ?

2015年の春です。

もうすぐ丸3年ですね。

東京にも慣れたでしょう。好きな場所とかもできて。

庭ができました。

ゆりさんの庭はどこですか?

吉祥寺です。

食い気味で言ったね(笑)。

ときどき唐津のことを思い出してセンチになったりしますか?

なりますね、よく。センチになるのが好きなんですよ(笑)。

上京して3年、デビューして4年で、故郷で6年バンドをやっていて、さらにその前があるわけですよね。バンドを組んだのは小学校6年生のときだとか。

5年生のとき6年生の先輩のバンドを見て「バンドやりたい!」って思って、そのバンドを指導してた横井先生に頼み込んだんです。

それまでまどかさんは音楽に全然興味がなかったんですよね。どうしてバンドを見てかっこいいって思ったんですか?

わからないです(笑)。体育館のステージで演奏してたんですけど、そこだけ後光が差してるみたいに輝いて見えたんですよね。「わたしもあれになりたい!」って。

先輩バンドは他のみんなも見たんですよね。

バスドラの音が心臓にきました(笑)。初めて経験する振動。わたしはあんまり目立つのが好きじゃなかったから、やりたいとは思わなかったんですけど、誘われてから、じゃあやろうかなみたいな。入るまで時間はかかりましたけど。

それで合計12人が手を上げて、2つのバンドができた。最初はのどかさんはもうひとつのバンドにいたんですよね。

最初はVictory(後のがんばれ!Victory)のほうにいました。唐津ジュニア音楽祭っていうコンテストにたんこぶちんが出るときに加入したんです。

当時はVictoryのほうが先を行っていたそうで、悔しい思いもしたでしょう。

しましたね。同じ大会の地区予選に出たんですよ。それでVictoryが優勝しちゃって、結成して2カ月の小学生バンドが。それがめっちゃ悔しくて泣いて、「Victoryには負けない!」みたいな。ライバル心がすごかったです。

10年にわたるライバル物語の始まりですね。中学校に入ると指導してくれた横井先生はいないけど、バンドは続けることにしたと。みんなで話し合ったりしたんですか?

わたしは一回やめようと思ったんです。

わたしも。自分だけ別の中学校に進学して、勉強が大変だって聞いてたので、やめようと思ってました。でも、小学校卒業してからVictoryとたんこぶちんで忘年会みたいなことをしたんですよ。そのときにまどかにピン留めばもらったとさ。

ピン留め? ちーの気持ちを引き留めようとして(笑)?

忘年会が終わって「ちー、今までありがとう」って言ってピン留めを渡してくれたんですよ。それで「あー、わたしやっぱりバンド続けたい!」って思って、お母さんに相談したら「両立ができるんだったら」とOKしてくれて。でもごめん、わたしあのピン留めなくした(笑)。

えーっ、ひどい! でもまぁわたしも忘れとったけん。

わたしを引き留めてくれたのはまどかとVictoryのみなみでした。「これ食べんね? ゆり続けよ」って。食べ物に釣られて今もここにいます(笑)。

じきに『全力!Tunes』に出演できたわけだから、続けてよかったですよね。

ほんとに。けっこう密着してもらいましたよ。バンド練習はもちろん、わたしの家の中とかも。夜寝てたら起こされて、うち漁師なんですけど、獲ってきた魚のさばきを手伝わされてるところを撮られたりとか(笑)。

魚さばけるんですか?

さばけないんです……エラが嫌いで。「あー! エラがエラが!」って騒いでるとことかを撮られてた(笑)。

東京のスタジオに演奏しに行ったんですよ。初めての東京に浮かれてたのを覚えてます。あと、満員電車に乗ったらみんな小さかったから見失ってしまって(笑)。

やさしい人おったよね。一緒の車両に乗ってたおばさんが、わたしたちが小さいから「大丈夫?」ってずっと声かけてくれて。

先生はいなくなっちゃったんですか?

歩くのが速いんですよ。速すぎて靴底が壊れましたから(笑)。

横井先生の靴が壊れて直すシーンを東京で見たっていう、変な思い出。

それもスタジオにあったガムテープでぐるぐる巻きにして直すんですよ。

やばいよね!あれが一番の思い出だわ。

それで次の日に新しい靴を買って、さらに歩くのが速くなったという(笑)。そのときは前のヴォーカルがいたんですけど、その子がついていけなくて、電車に乗り遅れて迷子になっちゃって。

しかも携帯持ってなかったからやばかったよね。

放送されて反響あったでしょう。

ありました。学校にファックスとか来てたみたいです。あと家に手紙が届いたりして。

中学校の卒業式にファンの人が来てて、親が校長先生に呼び出されて「気をつけてください」って注意喚起されたのがやばかった。まどかの家は撮影のときに表札とかも写っちゃってたから、場所も知られてたんですよ。近くに車が停まってたりとかして、とりあえず卒業式の後は家から出るな、みたいな。こういうこともあるのかと思ってびっくりしました。

そのときからバンド名はたんこぶちんですよね。

最初からたんこぶちんです。ミュージックレボリューションに出るためにとりあえず決めようって話になって候補を持ち寄ったんですけど、どれもいまいちでしっくりこなくて、わたしが練習スタジオで突然閃いて「たんこぶちん!」って叫んだら、それになっちゃいました。

みんなは「いいね!」って感じでしたか?

よくは……ない(笑)。聞いたとき「はいぃ?」みたいな感じになったんですけど、他のよりはインパクトもあるし、それでいこっか、みたいな感じでした。

いずれ変えるだろうと思って決めたんですよ。

そのままメジャーデビューまでしちゃってるじゃないですか(笑)。

変えるタイミングがなかったんです。でも、コンテストに出たときに他のバンドはザ・ナントカカントカみたいな横文字ばっかりで、そのなかでたんこぶちんって書いてあるのを見て、めっちゃ目立つやん!って話になって。これはラッキーだよねって。

それは今でも思うよね。フェスとかに出させてもらったときも、横文字のバンドが多いので、ひらがなが並んでると、タイムテーブルとか控え室の位置とか見つけやすいんです(笑)。

唐津ジュニア音楽祭グランプリは中2のとき?

そうですね。Victoryに先を越されて、2年後です。

それが最初にもらった賞ですか?

ミューレボに出たときオーディエンス賞みたいなのをもらいました。

でもずっとグランプリにはなれないみたいな。Victoryは獲ったのに、って。

中3のときに初めてのオリジナル曲「カラフルスニーカー」ができたそうですね。

これは前のボーカルが鼻歌で作ってきたんです。ちー歌って。

♪朝~、誰かの階段を上る音でいきなり目がさめる~、でもまた寝ちゃうんだよね~、んで10分後に起きる(全員爆笑)。

これが原曲です。小節数とか合ってないんですよ。先生がちゃんと4小節に割って、歌詞を整えてくれました。

ウォークマンに吹き込んできたのを学校で聴かせてもらったんですよ。♪んで10分後に起きる、が面白すぎて(笑)。おっちょこちょいでちょっと天然な子だったんで、彼女らしいなと思って。

でも彼女はやめちゃったんですよね。

はい。高校に入るときに、学業との両立が難しいからって。

まどかさんがヴォーカルを兼ねることになって、今の5人に固まったわけですね。それからいろいろあって、メジャーデビューというタイミングがくるわけですが。

高2の最後のミューレボでファイナルまで行って、「UJI UJI」で優秀賞をもらったのがきっかけです。

そのときの動画をYouTubeで見て、後からデビューシングルの「ドレミFUN LIFE」を聴いたとき、落差に悶絶しました(笑)。「UJI UJI」はインディーズCDも出しましたよね。あのときはデビューはもう決まっていた?

決まってたと思います。ミューレボに出たときの「UJI UJI」にはサビがなかったんですよ。ヤマハにお世話になってから、サビをつけてもらってCDを出したので。

タワーレコード佐賀店のチャート1位になったそうで。

その前に「コイゴコロ」っていうCDも出したんですけど、地元のTSUTAYAとかですごい並べてくれて、映像も流してくれました。自分たちのCDを買ってくれる人がいるっていうのがうれしかったですね。

メジャーデビューの話がきたとき、話し合いはしましたか?

しました。みんなと、みんなの両親と。

高3って大事な時期じゃないですか。進学を考えたメンバーもいるし、就職を考えたメンバーもいるってなかで、「デビューしたら勉強と活動の両立で大変になるけど、できる?」みたいな話し合いをめっちゃしました。ミューレボで優秀賞をもらった日の夜に「デビューさせたいと思ってるんだけど、親に電話で相談してもらえる?」って言われたんですよ。その日は雪で帰れなかったから。

親御さんはなんとおっしゃっていましたか?

「ほんとに?」って感じでした。

わたしたち自身も「ほんとなのかな?」って思ってたし(笑)。

わたしの両親は最初は100パーセント賛成はしてくれなかったですね。やっぱり高3だったし、自分も進学希望だったので。電話ではとりあえず「わかった」とだけ言われて、家に帰ってから何度も話し合いました。

うちは「やりたいことがあるんだったら応援するから、がんばりなさい」って背中を押してくれました。

うちは「大丈夫?」って言われました(笑)。でも双子の家と一緒で、好きなことがあるならやってみていいんじゃない、っていう感じです。

うちの両親は「ほんとに?」っていう感じ。わたしはとにかくうれしくて興奮してました。

娘にはやりたいことをやらせてあげたいけど、大学には行っといたほうが……という親心ゆえの葛藤がきっとあったでしょうね。

わたし自身、大学に行きたいって思ってたし、このメンバーでバンドを続けたいっていうのもあって、どっちも譲れなかったんです。でもこのチャンスは今しかないなと思って、とりあえず両親に「大学の勉強もするから、バンドもがんばらせてください」って頼んで……(涙)、高3はがんばりました。ごめんなさい、めっちゃ思い出しちゃう。

ご両親以前に、自分のなかで葛藤があったわけですね。

両方とも全力で、バランスをとってがんばっていこうって覚悟を決めて、必死にやりました。空き時間はずっと勉強してました。

デビュー曲の「ドレミFUN LIFE」を最初に聴いたときはどう感じましたか?

アイドルみたいな爽やかな歌だな!って思いました。わたしたち横井先生の影響が強くて、昔のロックバンドみたいだとか言われてたので、正直ギャップは感じました。

ディープ・パープルとAKB48くらい違いましたからね(笑)。

まず演奏できるかな?って思ったし。

8月には早くもROCK IN JAPAN FESTIVALに出演。僕はこのとき初めてたんこぶちんのライブを見ました。いちばん小さなステージで、お客さんが20人ぐらいでしたね。

少なかったですね……。たしかシシド・カフカさんの後で、ザーッとお客さんが引いていくのが見えて、心が折れちゃったのを覚えてます。

うちらが終わったらまたお客さんが戻ってきたのを見て、絶望……みたいな。

その話を笑いながらできるようになってよかったですね。デビューが決まって最初のライブはいつ?

4月に長崎のDRUM Be-7で、たぶんそのとき初めて「ドレミFUN LIFE」を歌ったんですよ。全然うまく歌えなくて、喉もガラッガラになっちゃって。他のバンドはみんな男性で、音楽性も違ったし、お客さんもたんこぶちん目当ての人は全然いなくて、ほかのバンドのお客さんもこんな感じ(腕を組んでしかめ面)で。その空気に負けて歌えないのもあるし、まだ歌に慣れてなくて歌えないのもあるし……やるせなくて悔しくて、あとで大泣きしました。

考えてみたら、たんこぶちんってその時点ではライブハウスサーキットで鍛えた経験がなかったわけですもんね。

なかったですね。主に地元のお祭りとか公民館とか(笑)、ときどきライブハウスにも出る程度で。

じゃあライブハウス特有の客層と相対したのはそれが初めて?

ほぼ初めてです。佐賀でライブハウスに出てたときも、お客さんも全然いないし、見てるのも出演者とか親とかたまに友達とか、そういう感じだったので。

大きなフェスにも出たけれど、自分たちの力で勝ち取ったというよりも会社が敷いたレールに乗っかっているような、ふわふわした感覚だったんじゃないかと想像しますが。

決まったから出てる、みたいのはちょっとあったかもしれないです。

しかも浮かれてますから。ROCK IN JAPANとかARABAKI ROCK FEST.(4月)とか、出たいは出たいけど、実際に出れるなんて1ミリも思ってなかったし。だけどお客さんは来ないし、それは正直わかっていつつも、来なかったらやっぱりつらいし。

10月に2枚目のシングル「シアワセタランチュラ」が出て、11月には東京でも初ワンマンライブ(渋谷O-CREST)がありました。翌年1月にアルバム『TANCOBUCHIN』が出たから、高校3年の後半はずっとアルバムを作っていたわけですよね。進学組の3人は受験勉強しながら。まどかさんとゆりさんはもうプロになるって決意していた?

決めてました。

後半は決めてましたね。デビューしてから活動していくなかで「あ、やっぱ音楽好きだな」って思ったのと、まどかが「音楽一本でいく」って言うのを聞いて、わたしもついていくって決めました。

まどかさんは最初からそういう気持ちだった?

はい、中学生ぐらいのときから。自分ならいけるって、勝手に自信持ってました(笑)。フェスに出て現実を見て、不安もあったはあったんですけど、やっぱりバンドが好きだったし、曲を作ったりするのも好きだったし、ミュージシャンになることしか頭になくて。「高校卒業したら上京だよね!」みたいな(笑)。

進学組の3人はとりあえず猶予ができたわけですけど……。

大学1年の夏に九州全県ツアーをしたとき(2014年8月)、直感的に「今はバンドに集中するべきだな」って思って、両親とかスタッフに「東京で活動して音楽に集中したい」って相談しました。

それで2015年3月に上京したと。大学は?

休学しました。

わたしたちはやめました。

ちはるさんはまだ迷いがあった?

そうですね。もちろん音楽でがんばっていきたいんですけど、両親はやっぱり音楽だけではちょっと……厳しい世界だから、って。あと学生のほうが映画とか安くなるから(笑)。そういうことも考えて、退学じゃなくて休学って形にしました。

上京に対して葛藤があったのは、ちはるさんだけじゃなかったのでは?

やりたいことをやるために上京するんですけど、やっぱ家族とか友達とか、そばにてほしい人がいなくなるのは不安でした(涙)。でも、やっぱり大学をやめたのは自分が選んだ道なんで。両親に相談したとき、お母さんが「わたしは自分がやりたいことがあってもできなかったから、娘たちにはやらせてあげたい。ほんとにやりたいんだったらがんばってきなさい」って言ってくれて。大学に行ったのもやりたいことがあったからなんですけど、一番はやっぱりバンドで、休学って話もしたんですけど「だったら学校やめていいから、上京してがんばりなさい」って両親が背中を押してくれて、本気で進んでいかなきゃなっていう区切りみたいなものができました。上京する日、みんなでバスに乗ったんですけど、やっぱり寂しくて大号泣しちゃいました(笑)。支えてくれてる人がいるから今の自分があるんだなっていうのは、最近すごく思います。

わたしも最初、大学とバンドを両立させる道を選んだのは、音楽だけで食べていくのは難しいっていうことを子供なりに理解していたからでした。何か保険がないと不安だったし、勉強したいこともあったので。高校のときも両立できていたし、できるんじゃないかって思って進学したんですけど、やっぱ現実的にスタジオに入る回数が減ったりして、上京したほうがいいんじゃないかって話が出たときは、すごく迷いました。のんちゃんも言ってたようにお母さんが背中を押してくれたのもあったし、お父さんはもともと芸能関係があんまり好きじゃなくて、メジャーデビューのときも快く賛成してはくれなかったんですよ。でも「俺は正直不安だけど、やっぱりやりたいことをやってほしい。だから休学じゃなくて退学して上京しろ」って言ってくれました。

ちはるさんのご両親は?

最終的には「わかった」と。「自分がそう決めたんだったら最後までやり遂げなさい」って言ってくれました。

ちなみにまどかさんとゆりさんの親御さんは?

わたしの親は「行ってこい!」って(笑)。だから不安も迷いもゼロでした。いつも言われるんですけど、「あんたのことは何も心配してないから」って。

うちは「まどちゃんがそんな感じなら行っといで」って(笑)。高3で進路の話をしたときに、わたしはまどかについていきたいと思ってる、来年はなさそうだけどいずれ上京するタイミングが来るかも、みたいなことは話してたんです。1年間、上京したい気持ちを抑えて家にいたんで、やっときたぜ!みたいな(笑)。好きにやっていいよって言われるのはすごくうれしいんですけど、そう言われると自分で決めなきゃいけないっていうのがプレッシャーになります。快く送り出してくれた両親には絶対に恩返しするぞ、って意気込みで今もがんばってます。

上京してからしばらく、すごい頻度でライブをやっていましたね。

ミニアルバム(『たんこぶちんvol.3』)も作ってたし、ライブやってリハーサルやってレコーディングする曲の練習をしてまたライブやって……っていう毎日でした。

あのころまどかさんの曲がだんだんと表に出てくるようになりましたよね。

前から曲は作ってたんです。デビューしてから本格的にやり始めたけど、全然よくないって言われてて、やっと自分的にも、まだまだだけどちょっとずつ形にでき始めてきたのがその時期でした。

5人一緒だからひとりよりはずっとマシだと思うんですが、寂しさや心細さを感じることもあったんじゃないですか?

わたしに関してはそれはあんまりなかったんですけど、ライブがうまくいかなかったりすると、メンバーに申し訳ない気持ちでいっぱいになっちゃうんですね。今日はごめんね、って顔を合わせられない。反省会とかもするけど、自分の殻に閉じこもっちゃうんです。素直に「今日ダメだった、うわーん」って泣きつけない。そういうとき心細くなってました。

まどかさんがそういう気持ちのとき、他の4人は当然わかりますよね。

わかります。でも、声をかけても聞こえてないのはわかってるんで、あえて触れなかったですね。当時はみんなひとりひとり反省してて、互いに触れ合わない感じでした。今でこそ言い合うようになったけど、上京したては生活に慣れないっていうのもあったし、ライブがめっちゃ続いてたし、気が抜けなくて、ちょっとみんなピリピリしてました。チューニング狂ってないのに狂って聞こえた日とかあって。今は笑えるけど、ちょっと危なかったですね。ステージのお立ち台も自分たちで持って移動してたんですよ。行きも帰りも誰がお立ち台持つか、みたいな(笑)。

「いいよいいよ、わたしが持つよ」って言いながら……。

顔がめっちゃ切なげなんですよ(笑)。そんな感じだから、まどかの気持ちはわかってるけど、あんまり声をかけてあげられなかった。ふさぎ込んでるときが多いから、そっとしてた感じはありますね。

2017年に入ってからのインタビューを読むと、みなさん異口同音に「この1年はとにかくいろいろあった」と言っていますよね。2016年の3月に渋谷のクラブクアトロでワンマンライブがありましたが、その後に5人で曲を作る方針を決めたとか。

クアトロではSEからセットリストから何から何まで全部自分たちで決めたんですよ。それまでは自分たち発信だけじゃなく、スタッフやいろんな人の意見を取り入れてやってたんですけど、初めて全部自分たちで決めて、ツアーが終わった後に、次に何をする?って思ったんです。曲作るしかないじゃん!って、直感みたいな感じです。わたしの誕生日(3月24日)にみんながごはんに連れて行ってくれたんですけど、そのときに「これからは5人で曲作りしようよ」って話したのを覚えてます。

それを聞いてみんなは?

わたし以外は全員コードとかメロディを鳴らせる楽器じゃないですか。うちはどうすればいいんだ?と思ったんですけど、とりあえずわたしはドラマーだから、自分なりにアレンジをがんばろうって思ってました。

ちはるさんも曲を作り始めたんですよね。

きっかけはクアトロなんですけど、そのツアー(『TANCOBUCHIN vol.4』リリース記念ワンマンライブ)を通して、自分たちから発信していかなきゃダメだなって思ったんです。今まではまどかの曲や作家さんが提供してくださった曲を自分たちなりに表現してたんですけど、それだけじゃなくて自分の作ったメロディと歌詞でも伝えられたらいいなって思いが出てきたのと、自分は取材とかも含めて気持ちを言葉にして伝えるってことが苦手なタイプなので、それを少しずつでも克服していけたらいいなと思って。

のどかさんは?

時期的にはちょっと後ですけど、MacBookを買いました。去年の春ぐらいに、唐津の消防団のCMの曲のコンペがあったんですよ。みんながそれぞれ書いてきた曲のなかから選んでもらうみたいな。そのときとりあえずがむしゃらに、ドラムとメロディだけ入れてワンコーラスだけ作ったのが最初です。

いい曲ができました?

のんちゃんのが選ばれたんです。

おめでとうございます。なんで肝心のところを言わないんですか(笑)。

自分で言うのが恥ずかしくて……。

そういうとこ上品すぎるくらい上品ですよね、たんこぶちんは。

まじめなんですよね。

そう(笑)。ロックンロールなんで無礼講でいきましょう! ゆりさんは?

クアトロが終わった後、みんなで最初「はじまりのうた」を作るってなったとき、ギターのいいフレーズが作れなくてめっちゃ落ち込んだときがあったんですよ。まじ使えねえな自分……って、もともと根暗なんで。上京する前に1年間実家にいたときにも作ってたんですけど、なかなか形にできなくて、プライドが無駄に高いもんだからひとに頼ることもできず、いったん断念してギタリストとしてのプレイスタイルを極める方向に走ったんです。でも、ちはるが曲を作ってるって聞いて、自分ももう一回やってみようって思いました。いろんな人の力を借りつつ、今作ってます。

まどかさんにしてみれば、みんながどんどん作ってくれたほうがいいでしょ?

聴きたい!今まではアイデアを共有するみたいなことって全然やってなかったんですけど、今は何かできたら必ずメンバーに送るようにしてます。みんなのアイデアに触れると、何これ!みたいな感覚になるんですよ。こんなの絶対作れない!とか、こういうのもあったのか!とか。新しい発見があります。

「はじまりのうた」はどうやってできたんですか?

クアトロのツアーが終わった後にすぐ書いた歌です。それまでは弾き語りや簡易な打ち込みで作ったものをアレンジャーさんにまとめてもらってましたけど、バンドでやるからにはアレンジのイメージも伝えないとって思って、全部ひとまず打ち込んで弾いて歌ってみんなに聴いてもらって、付け加えてほしいところを一緒にスタジオに入って考えていきました。

初披露は5月のTSUTAYA O-WEST(「We are the Girls Band!!!!! vol. 16」)でしたよね。素朴に「いい歌だな」と思ったのを覚えています。

わたしも(笑)。作ってるときに「やべえ! これ」って思いました。すごく好きです。わたしは何か好きな曲があって、それみたいな曲を作りたいってイメージして曲を作ることが多いんです。で、この曲のきっかけはがんばれ!Victoryの「夢のつづき」なんですけど、ああいう、大きい会場で音が響いてるみたいな曲が作りたいって思って。3月のツアーは、5人でやろうって決めたことをお客さんに伝えるってことがちゃんとできて、すごく達成感があったんです。ライブしてる!って感覚が強くて。その経験を通してまたひとつに固まることができた5人の、ここから始めるんだ、っていう気持ちを忘れないために作った歌です。

みんなはどうですか?

最初に聴いたとき、すっごい感動したっていうか、自分たちで伝えたいことがあって、それを自分たちで形にできるじゃんって自信をもらいました。今も演奏してて泣きそうになるんですけど……(涙)すごく感情がこもっちゃう曲です。ほのちゃんのハットカウントが始まった瞬間から、やってやるぞ、じゃないけど、これが今の自分の気持ちです!みたいな気持ちになります。

ハットカウントしてる当人はどうですか?

エモくさせてすいませんね(笑)。わたしは初めて聴いたときのことは正直はっきりとは覚えてないんですけど、ほんとに純粋にいい曲だなって感じたのは覚えてます。まどかの気持ちがこもってるし、初めてみんなで形にできた曲だから、わたしものんちゃんと同じでライブやってるときはエモーショナルになりますね。曲名にもあるように、小さな一歩かもしれないけど、5人で一歩踏み出せた曲かなって思います。

わたしも同じ気持ちです。提供していただいた曲にもそれぞれ思い入れはあるんですけど、やっぱり5人で作ったからこそこもる感情があって。ライブのどの場面にこの曲が入っても、絶対に届けるぞ、ってみんなの意識がひとつになるっていうか。それを中にいても感じるし、きっとお客さんも感じてくれてるんじゃないかなって思います。ずっと音源化したいってみんな思ってたので、『TANCOBEST』に入って、やっと多くの人の耳に届けられるのがすごくうれしいです。

わたしにとってもほんとに大切な曲です。ニドナツワンマンツアー(2017年11月)でも肝になってるなって感じました。自分の胸にも刺さるし、お客さんにも届いてる感じがあります。会場の空気がガラッと変わるんですよね。ゆりも言ってましたけど、ベストアルバムに大切な曲を入れられるのはうれしいです。

わたしはスタジオで完成したときがいちばんうれしかったんです。いける!ってまじ思いました、直感で。新曲だからお客さんきょとんとしちゃうかな、みたいな心配もまったくなくて、聴けば絶対にいいって言ってもらえる自信があったし、5人でこの曲を演奏してる、その瞬間瞬間が楽しいし。それぞれがちょっと自信をなくしたときも、迷ったときも歌い続けてきて、わたし自身も何回も背中を押されて、手を引っ張ってもらった曲でもあるし。やっと音源化できて、またひとつの新しい形になるっていうか、なんて言えばいいんですかね。写真立てに入れるみたいな(笑)。そういうことをみんなでできて、すごくうれしいです。

お客さんの評判はどうですか?

すごく好きだって言ってくださる方が多いです。

『TANCOBEST』のリリース情報解禁したときも、「はじまりのうた」音源化だ!って喜んでくれる方が多くて、その反応を見てわたしたちもうれしかったです。

2016年9月の「デビュー3周年記念ワンマンライブ~たんこぶちん変身ノ巻~」はいいタイトルで、実際この時期にライブがすごくよくなったと思うんです。本人たち的にはどうですか?

個人的にはその前の年にスペインに行ったのが大きいです(2015年10月「Salon del Manga」)。日本にはないノリを吸収したっていうか、こんだけ弾けても受け入れてくれるお客さんはいっぱいいる、って思ったんですよね。あと、わたしギターの師匠がいるんですけど、師匠から刺激をもらうタイミングがめちゃくちゃ多くて。ボコボコにされながらがんばってます(笑)。

「はじまりのうた」から、月イチくらいで新曲を作ってはライブで披露する、みたいなことをやっていて、ちょっとずつ手応えを感じるようになっていたっていうのはあります。最初はお客さんの反応が微妙なときもあるけど、何度もやってるうちに、お客さんと一緒に曲が出来上がっていくみたいな。わたしは映画に出たり(『二度めの夏、二度と会えない君』)、ちはるやのんちゃんは他のバンドのサポートをしたりと、バンドとしても個人としても新しいことにチャレンジした1年だった気がします、2016年は。

さっきも言いましたけど、全員とってもまじめですよね。そのまじめさが、ときに硬さになってしまう場合もあって。

めちゃくちゃ自覚あります。

特にワンマンのときのカチカチさ加減やばいよね(笑)。セトリから何から全員で決めるんですけど、ここはかっこよく、ここは聴かせる、ここは最後だからアゲる、とかテーマも決めるんです。他のバンドのワンマンを見て自分たちを振り返ると、めっちゃテーマがしっかりしてて、そこはいいなと思います。一方で、枠からはみ出したい、弾けたいっていうのもそれぞれあって。お客さんに届くのは弾けた部分じゃないですか。だからニドナツワンマンツアーもいかに弾けられるかを意識してやってたんですけど、なかなか難しいなと……まじめであるがゆえに。自分で言うのはイヤですけど(笑)。

ただ、まじめさはたんこぶちんの個性でもあると思うんですよね。

まじめだねうちら、って話は何かあるたびにしますけど、今はそうでしかいられないんですよね。だからそこをちゃんと5人で納得できる答えにするのが課題です。

話し合いでは意見が対立することもあるでしょ?

ありますね。ケンカまではいかないけど……。

納得するまで話し合いますね。沈黙が長くなる。

みんな考えてるし、考えがどこにいっちゃってるかわからないみたいなこともあるし(笑)、的外れでも何でも思ったことは全部言うようにしてるので、一回決まったことがグッチャグチャになったりします。そこから「じゃあどうするの?」みたいな。

そういうときは幼馴染であることがいいほうに作用しそうですね。

そんな気はしますね。バンドをやるために出会った人たちだったら、知らねえよってキレちゃいそう。やっぱりみんなが考えてることをちゃんと真摯に受け止めたいし、自分の頭でも理解したいし。

それぞれ考えてることも違うし、5人の意見をみんなが納得する形でひとつにまとめるのはやっぱり難しいんですよね。でも、自分の考えだけで『CHIHALOOK』(ちはるのパーソナルブック)を作ったときに思ったんですけど、3人寄れば文殊の知恵じゃないけど、それぞれがいい意見を持ってるから、うまくいいところを抜いてみんなが納得するものが作れたらいいなって。

バンドが10年続いてきたということは仲のよさは保証していいと思うんですが、存続の危機はありましたか?

最近ありました(笑)。ニドナツワンマンツアー明け。ベストアルバムを出すことになって、その先をどうしようってなったときの話し合いで、より意見を言い合うようになったがゆえに……って言うと変ですけど、なかなかうまくまとめられず、本音を言えず、みたいなことがあって。解散まではいかないですけど、前向きな悩みというか。前を向いてる人が落ち込んでる人を引き上げなきゃっていうのがあって、引き上げ合いですね。冷静に見てる人が必ず誰かいるので、その人が引っこ抜いて、別のメンバーが埋もれちゃったらまた引っこ抜いて。

そういうときの役割分担ってありますか?

いちばん冷静なのはちはるですね。

真ん中に立ってます。中和する役。

ちーがいなかったらたぶん難しい。

誰がいなくても難しいよ。

なんだけど、キャラがいろいろあって、それを中和するのがちはるな気がします。

意見をぶつけ合いすぎて迷っちゃった、みたいなときに、いちばん冷静に話を聞いてるんですよ。

別の視点から見て「こうなんじゃないの?」って言われて、「あー、そうだよね」みたいな。そういうことが多いです。

役に立ててるのならよかったです……。

立ててるよ!

立ててるから言ってるんだよ。

まじこの5人じゃなかったらやばいと思う。誰かが違う人だったら……ってめっちゃ思う。ほんとに。

ですよね。たとえばのどかさんがいなくて僕がメンバーだったら……。

(爆笑)

わたしは絶対に譲らないです! たんこぶちんの5人のひとりであることは誰にも譲りたくない。

それは全員同じですよね。

(うなずく)

ちはるさんは自信なさそうですけど大丈夫?

ずっと一緒にいるから、ほめ合いみたいのが恥ずかしくて。わたしもメンバーに対して「かわいいよ」みたいなことは言わないし(笑)。いつも思ってますけど。

わかるよ。

照れくさいんですね。

言うけどね、うちは。

ゆりは思ったこと全部言うよね。

基本、思ったことをメンバーひとりひとりに言ってます。

話し合いの後に、必ず長文のLINEをくれるんですよ。

言わないで(照)!

いちばん視野が広いっていうか、メンバーのことを細かいとこまで見てくれてるんです。落ち込んでる本人からしたら大したことじゃなくても、すぐ「なんか今日元気なかったけどどうしたと?」みたいに連絡してくれる。やさしいんです。

ひねくれてるだけです。自分のこと見てないから。

やさしいです、ゆりはほんとに。

まどかさんはどんなリーダーですか?

感情の起伏が激しいんですけど、ここぞというときは必ずバシッと決めてくれるんで、頼りがいがあるというか……聞いてる?

聞いてますよ(照)。わたし、全部の感情に正直なんですよ。感謝も落ち込みも、うれしさも楽しさも好き嫌いも。だから起伏が激しいんだと思うんですけど、メンバーに何かを伝えるときは感情でしか話せなくって。でもみんなは、わたしが言ってることを理解しようとしてくれて、話がグチャグチャになっても全部受け入れてくれる。ひとりで映画に出たり、ニドナツキャラバン(2017年8~10月)やソロのライブに出たときに思うんですよね。わたしにはこの4人が絶対的に必要なんだって。

誰かひとりが話し始めたら、長くなっても4人は必ず最後まで話を聞くのが印象的ですね。割り込む人が誰もいない。

ちょっとちょっと、って言いたくなるときもあるけど、最後まで聞かないと何が出てくるかわからないから、さえぎらないように気をつけてます。

『ニドナツ』では、まどかさんがいわば一本釣りされた形でしたよね。それを見ていて、みんなはどんな気持ちでしたか?

まどかを通してたんこぶちんを知ってもらえれば、と。まどかも葛藤を受け入れて向かっていってくれてるので、応援したいって気持ちだったし、それを通して知ってくれる人に対してはわたしたちがしっかりつかまなきゃという意識でした。いいチャンスだよね、って前向きな感じで話してましたね

わたしも同じです。ひとりで新しいところへ飛び出すことは本人がいちばん不安だったと思うし、それはたんこぶちんの未来に返ってくることだし、支えてあげたいなっていう気持ちでした。

まどかさんとしては、映画に出たり写真集を出したりすることはすべて、たんこぶちんのために、という意識だった?

それしかなかったです。たんこぶちんを知ってもらうきっかけが純粋にバンドとしてじゃないということについて、ちょっと抵抗みたいな気持ちがなかったわけじゃないし、最初は悩みました。わたしを見つけてくれたことはありがたいし、たんこぶちんにいる自分を見て起用しようと思ってくれたわけだから、これも何かの縁だしやろうと思って。あと、わたしの性格上、乗り込んじゃったら楽しそうじゃない?という気持ちもあって。

もし女優・吉田円佳が売れちゃったりしたら……とかは考えなかった?

もしそうなったとしても、まどかは絶対にわたしたちを裏切らないって思ってたから……(涙)。やってみたらこっちのほうが楽しかった、みたいなことってあるけど、絶対にまどかは裏切らないっていう、なんか変な自信があって。それがあったから、わたしは今でもたんこぶちんにいるし、ついていこうっていう気持ちがあるんです。

みんなが心の奥の奥でほんとに思ってることはわからないんですけど、自分のなかでは……(涙)たんこぶちんっていうバンドは絶対的にこの5人であって、それは崩れることはないって思ってるから。それぞれの人生なんで、みんなやりたいことをやればいいと思うんですけど、それでもこのバンドだけは絶対にずっと続くって、本気で思ってます。自分が崩したくないだけかもしれないけど(笑)。

友達が結婚したとかお母さんになるとかいう話も耳に入ってくる年ごろだし、バンドを続けることが最善の選択なのかどうか、という迷いには、僕が想像する以上に日夜、直面していると思うんですよね。そういう話ってメンバー間ではしますか? さっきゆりさんが言った、ベストアルバムの後どうするかの話には、そういう人生的なテーマも含まれていたんじゃないかと思うんですけど。

そうですね。ベストアルバム以降はオリジナルっていうか、もっと自分たちの気持ちをこめた曲を歌って届けていきたいよね、っていう認識はあったんです。そのためには、バンドに対して迷いがもしあったら絶対にいいものは作れないので、そこを再確認するというか、そういう話はしました。すごく長時間話しましたけど、やっぱりそれぞれに葛藤はありましたね。

のどかさんとほのかさんの話を聞いて、信頼の厚さを感じました。本気で信じて委ねて、絶対に裏切られないと思えているのなら、それが最高ですよね。それを保ち続けるには努力が必要ですけど。

ぶっちゃけ言うと、今までは話し合っても丸く収めがちっていうか、みんながみんな互いに気を遣い合ってる感じだったと思います。わたしもケンカはしたくないし、言い争いも好きじゃないし、自分の気持ちをぶつけるのも苦手っていうか、ひとにどう思われるかっていうのをまず考えちゃうから。嫌われるのが怖くて、正直、隠していた部分もあります。だけどそれは違うなと思って……(涙)。こないだの話し合いのときに言ったんですけど、わたしはみんなに嘘をつきたくない。ひとに嘘をつくのは、自分にも嘘をついてることだと思うんですよ。この5人でバンドをやりたいっていう気持ちは、みんなのためでもあるけど、やっぱり自分がやりたいからだと思うんです。そこで自分に嘘をつくのはイヤだし、みんなにも嘘はつきたくない。だからわたしは最近、みんなとぶつかってもいいから自分の正直な気持ちを伝えるようにしてます。そこでぶつかって、もういいやってなるような関係じゃないって信じてるから。今はそういう気持ちになれてます。自分の性格なんで、やっぱり慣れてなくて、時間はかかるんですけど(笑)、自分なりにがんばって変わっていけてるんじゃないかなって思います。

そういうの全員が苦手そうですもんね。

そうですね(笑)。

人によって濃淡はあるにしろ、やさしくて気遣いがこまやかでシャイな人ばっかりだし。それを克服して、5人の中だけでも素直に気持ちを伝え合っていこうっていうモードになってきたのは、ほんとにすばらしいことだと思いますよ。

気の遣い合いの10年を積み重ねてきちゃったんですよね。話はずっとしてたんですよ。「言えないこと多いと思うけどさ、言っていこうよ」みたいな。今まではそこで終わっちゃってたけど、ここから先もバンドをやっていくなら、そんなんだったらやんないほうがましじゃない?って。嘘をついたり、正直になれなくて、きれいごとで固めた状態でやっていても、何も伝わらないだろうし、自分たちの心も動かないし。ベストアルバムを出した後は、自分たちの本当の気持ちでアルバムを作りたい。だから、未来への新しいスタートのために、っていう話し合いだったと思います。

そういう話し合いをするとき、司会役は誰ですか?

ゆりですね。

しゃべる人としゃべらない人がいるので、わたしが進行役です(笑)。

わたしは自己主張が弱いんですよ……赤髪なのに(笑)。ライブのときはガッていくんですけど、インタビューとか5人で話し合ったりするときは、どうしても相手のことが気になっちゃって。

方針みたいなものを打ち出すのはまどかリーダー?

わたしが多いかなぁ。どうしようか?って集まることが多いです。そこでわたしがさっき言ったみたいに直感で思ったことを話して、ちょっとよくわかんないや!みたいになっちゃうこともあるんですけど、それについてみんながどう思うかを出し合って、一本化していく感じです。

話し合った時点では『TANCOBEST』の後のヴィジョンを共有できていなかった?

そうですね。曲は作ってるけど、それをたんこぶちんという個性の中でどう完成させていくのかとか、インタビューとかでも「たんこぶちんのよさって何ですか?」とか質問された時にめちゃくちゃ困ってたんですよ。たんこぶちんのよさとか、たんこぶちんの音楽はどんな音楽なのかとか、たんこぶちんをやっている理由とか、そういうところが曖昧なまま、ただがむしゃらに目の前にあることをやってここまできたので。ほんとの意味でちゃんとバンドになっていくのはここからなのかなって思ってます。

養成期間が明けたみたいな(笑)。作ってくれた曲や編曲を、言葉は悪いけど「こなす」というか、基本的には「やれと言われたことをやる」4年間だったんですかね。そのなかで得たものは間違いなくあるので、それを活かしてこれからは「作り出す」ということを求められる。今まどかさんが言った疑問に答えを出していくわけですね。

ニドナツワンマンでやった「はじまりのうた」と「ライバル」はその前からずっとライブでやってきた曲なんですけど、やっぱり届いてるなっていう実感がすごくあるんです。どうしてなのかをわたしなりに考えると、わたしたち自身の気持ちが動いて作った曲だから。「はじまりのうた」は、不安だけどここから始めてみようよ、っていうところで始まった曲だし、「ライバル」はいちばん大事なライバルだったがんばれ!Victoryが解散しちゃったときに、たんこぶちんが遺志を継ぐじゃないけど、そういう気持ちで作った曲だから。つたなくても、気持ちが動いたことで曲を書く。今はたんこぶちんとしての答えを見つけたくて冒険に出るような心境ですけど、そのことに対する前向きな気持ちと、ほんとにどうなるかわからない不安、両方にわたしたちはみんなまっすぐなので、気持ちで曲を書けば、きっと届くんじゃないかなって。

バンドを始めたときには横井先生が敷いてくれたレールがあって、デビューしてからはスタッフが敷いてくれたレールがあって、そこをひたすら走ってきたから、自分たちでレールを作ってこなかったことに劣等感をすごく感じたんですよ。それでも作っていかないといけないので、レールを敷かれていたことには感謝しながらも、それを超えていきたいっていう強い意志があります。今はメンバーで曲を出し合ってまとめてるところなので、そこから新しいレールを引いていけるんじゃないかなと思ってます。

まどかさんはミュージシャンになるということに関してはブレてなかったけど、ミュージシャンとして何をやるかということに関してはぼんやりしていたんですか?

ぼんやりしてました。詞や曲を書いて自分の気持ちを表現するのはすごく好きだったけど、それによってどうなりたいかっていうのはわからなかったし、今も何がゴールなのかはわからない。みんなで曲を作り始めてはいますけど、ヴィジョンとか正直まったくないんです。でも、自分がこれだ!って思ったことに関してはとにかくやる。気持ちが動くものを大事にしたい。それだけですね、今は。

ちはるさんは学業を犠牲にしてバンドを選んだとも言えるわけですが、そこに関しては割り切れていますか?

はい。ニドナツワンマンツアーの後にみんなで話し合って、自分のなかでは音楽をやっていきたいというのは固まったので。大学もやめましたけど、やめんばよかったっていう後悔はないし、今は音楽だけ見てますね。

曲もガンガン作っていますか?

はい、集中的に。集中的に計画してやるタイプなので。

最後に今の目標を話してもらえますか?

ライブでもっとエモくなるバンドになりたい。感情をちゃんと届けて、泣き笑いさせられるバンドになりたいですね。

オリジナルを出すからには、感情がさらに前に出ちゃいそうですね。「はじまりのうた」や「ライバル」が何曲も何曲も続く感じになると思うから。

それちょっとやばいかもしれん、うち(笑)。

のんちゃんは今でも「ライバル」やると泣いちゃうから(笑)。そこは感情をコントロールしながら、でもはみ出したライブをやりたい。届けたいですね、いろんな人に。

感情をちゃんと伝えるためには技術面も大事になってくると思うので、個人個人の課題をちゃんとそれぞれにクリアしつつ、みんなの感情を大事にして、これからも5人でやっていきたい……やっていきます!

わたしはたんこぶちんの一番の魅力はライブだと思ってるんです。初めて見たお客さんが「個性バラバラの5人で、どんなバンドだろうって思って見てたけど、かっこいいね」って言ってくださることが多くて。毎回いいものを見せていかないとそう言ってもらえないと思うし、今後5人がそれぞれのオリジナル曲も書いて、自分たちの感情をさらにライブに詰め込んで、溢れ出すものが伝わったらいいなと思いますね。わたしはキーボードを弾くだけじゃなくて、踊りだったり、初めて見に来てくれたお客さんにノリ方を伝えるポジションでもあると思ってるので、そういうところも高めていけたらいいなと思います。盛り上げたい!

わたしは妥協はもうしたくないです。わたしたちみんな、今まで上の人とかスタッフに噛みついてこなかった。こうしたいと思ってても、それを言えなくて後悔することも正直あった。でも、そんな変な遠慮はいらねぇよって思ったんです。自分たちはこれがやりたいっていうことを、まずは身近にいる人からちゃんと伝えていかないと、お客さんにも絶対伝わらないから。妥協はもうしたくないし、やりたいことには何でも挑戦していきたい。それがいいか悪いかは、わたしはお客さんの反応で決まると思うんです。メンバーに自分の作ったデモを投げて「いいね」って言われても、やっぱり届かないと意味がないじゃないですか。「はじまりのうた」とか「ライバル」は妥協してない部分っていうか、ほんとに素直な気持ちが詰まってる曲で、だからこそ届いてると思うんです。わたしは自分の気持ちを隠さずにバンドをやっていきたい。そのなかで、わたし最近まどかとツインヴォーカルすることが多くなってきて、自分の声でも伝えたいなって思うことが増えてきたので、それも自分の武器にして、たんこぶちんの強みにもしていけたらいいなと思います。

とにかく知ってもらう、見つけてもらうことが重要だと思ってます。どんなきっかけでもいいからとにかくライブに来てもらって、ギャフンと言わせたいじゃないけど(笑)、いい意味で「なんか予想してたのと違う!」「やられた!」みたいな感覚を味わってもらえるようなライブをしたいですね。

(インタビュー:高岡洋詞)
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RELEASE

LIVE

3月13日(火) 北海道 札幌 COLONY
ЯeaL / OG:ASTRO ASHTRAY
開場18:30 / 開演19:00
3月17日(土) 東京 渋谷 eggman
Chelsy
開場17:30 / 開演18:00
3月18日(日) 宮城 仙台 HooK
文稀(ex.がんばれ!Victory)
開場17:30 / 開演18:00
3月21日(水・祝) 大阪 心斎橋 DROP
SEKIRARA / スピラ・スピカ(ex.スノーマン)/ ガールズロックバンド革命
開場17:30 / 開演18:00
3月24日(土) 愛知 名古屋 JAMMIN’
Split BoB
開場17:30 / 開演18:00
3月29日(木) 広島 広島 BACKBEAT
ЯeaL / OG:リツカ
開場18:30 / 開演19:00
3月31日(土) 福岡 福岡 BEAT STATION
ЯeaL
開場17:30 / 開演18:00
4月1日(日) 佐賀 佐賀 GEILS
ЯeaL / OG:大柴広己
開場17:30 / 開演18:00
4月14日(土) 東京 代官山 SPACE ODD
[ワンマンライブ]
開場17:15 / 開演18:00

PROFILE

たんこぶちん

佐賀県唐津市出身のガールズバンドたんこぶちん。2007年、同じ小学校に通う5人でバンドを結成。数々のコンテスト出場、TV出演が話題となり、2013年1月「The 6th Music Revolution JAPAN FINAL」で優秀賞獲得をきっかけに、同年7月シングル「ドレミFUN LIFE」でメジャーデビュー。2014年6月映画『ハイキック・エンジェルス』の主題歌を担当。ライブ活動ではたんこぶちん主催のイベント「We are the Girls Band !!!!!」を定期的に開催し、全国4カ所のツアーは全公演ソールドアウトになるなど、次世代ガールズバンドの中心として期待を集める。2015年10月には、スぺインで行われたジャパンカルチャーフェス「サロン デル マンガ」にも出演を果たし、海外配信の販売もスタート。2016年からは、それぞれソロ活動もスタートさせ、他のガールズバンドのライブをサポートするなど、演奏スキルでも高い評価を得ている。2017年にはバンド結成10周年を迎えさらなる飛躍を果たし、映画『二度めの夏、二度と会えない君』において、ボーカルMADOKAがヒロイン役に抜擢され、映画の主題歌、劇中歌をはじめとするスクリーンナンバーをたんこぶちんが担当する等、着実に活動の幅を広げている。

TANCOBUCHIN are
MADOKA(Vo&Gt)/ YURI(Gt)/ NODOKA(Ba)/ HONOKA(Dr)/ CHIHARU(Key)

あゆみくりかまき

たんこぶちんの皆さん、ベストアルバムの発売おめでとうございます!
去年一緒にライブした事が、今でも思い出に残っています。メンバー同士の絆が普段の会話からも、ステージからも見る事が出来たり、音楽に向かう姿勢など本当にたくさんの刺激受けました。 たんこぶちんの皆さんだからこそ、奏でられる息の合った演奏とボーカルまどかちゃんの歌声がたまらなく良いし、青春の匂いがします!そしてさわやかな気持ちになる!朝に聴いて今日一日頑張れる、そんな力をくれる素敵なアルバムです!

あゆみくりかまき

GIRLFRIEND

ライブを始めたばかりできょどってる私達にはじめて東京でできた、優しい(バンド友達じゃなくて)バンドお姉ちゃんたち。さすがでした。 キュンとするガールズパワーソングの中で、たまにそっぽ向かれるハードな部分にもどきっとする、 ガールズバンドのずるいところが詰まっていました!

GIRLFRIEND(SAKIKA)

カノエラナ

たんこぶちんはいつも元気で明るくて
キラキラしているバンドだなと思っています。
同じ唐津出身、同い年ということで
これからもたくさんお世話になると思いますが
今後ともこんな自分と仲良くしてくれると嬉しいです。
「はじまりのうた」カッコイイ!(`・ω・́)

カノエラナ

SILENT SIREN

たんこぶちんのベストを聴いて純粋にたんこぶちんのこれまでの集大成を感じました。
同じガールズバンドとしてもパワーをもらいました。
はじまりのうたは結成10年を経た今のたんこぶちんだからこそ感じることのできる素直な気持ちが強く感じられたし、
ライブハウスで今まで支えてくれたファンのみんなと一緒に歌っている様子が浮かんできました。
これからもたんこぶちんの更なる飛躍を期待して私たちも共に頑張っていきたいです!応援してます。

SILENT SIREN

SCANDAL

"佐賀に凄いガールズバンドがいる!しかも、私たちの曲をコピーしてくれているらしい!"
そんな噂を聞いてたんこぶちんの存在を知って、私たちが開催していたコピーバンドコンテストで強烈なインパクトを残し、
メジャーデビュー後、そのコンテストにゲストアクトで帰ってきてくれたたんこぶちん。
夢がある痛快なバンドだなと思います。
バンド結成10周年を通過してのベストアルバムリリース、本当におめでとう!
また会える日を楽しみにしています!
これからも宜しくねー!

SCANDAL

Sprit BoB

たんこぶちんは、全員に個性があって明るくて! そんな5人が奏でるからこそ楽曲は輝きが増して、どれも青春がギュッて詰まった様な曲が生み出せるんだと思います。
ベストアルバムを作れる、その10年のストーリーに自信を持ってこれからも輝き続けて下さい。 おめでとう!

Sprit BoB(Dr.ゆり)

seven oops

元気いっぱいで可愛い可愛い
たんこぶちん!
でも音を奏で始めると、たちまちカッコよくなってしまうギャップに
いつもドキドキしてしまいます!
「はじまりのうた」は
そんなたんこぶちんのみんなが、女の子から
大人の女性になっていく瞬間を見た気がしました!
本当に素敵な楽曲です!
結成10周年おめでとーーっ!!!!
そしてアルバムリリースおめでとーーっ!!!
これからも笑顔のステキなみんなでいてね♡

seven oops(Vo. NANAE)

高橋久美子

デビュー5周年おめでとう!すごいよ!頑張ったね!初めてあなた達のライブに行った時、幼馴染だからこそのグルーブと、音楽が好き!っていうのが全面から出ていてこっちも笑顔になったのを覚えています。逞しく美しく成長し続けるたんこぶちん、これからも楽しみにしとるよ!!

高橋久美子(作家・作詞家)

中山加奈子

We Gonna ROCK (2017)最高〜!こんなにカッコ良くて爽快でROCK、それなのに、どうしてなの?胸がいっぱいになって涙が出そうになる「たんこぶちんの世界」。ライブもそうだったよ、こんなBAND他にいないよね!大好きです!!

中山加奈子(VooDoo Hawaiians、ex. Princess Princess)

ねごと

青空の下で聴きたくなるアルバム!たまに、可愛いけどヘンテコな形の雲が浮いてる感じ*
明るいエネルギーに満ちた たんこぶちんのライブを見ると、コピバンをやってた高校時代に戻って たんこぶちんの曲をコピーしたくなります◎笑。特に3、5、9 、14、15曲目!

ねごと(Dr 澤村小夜子)

the peggies

こないだ偶然会ったほのちゃんに語り尽くしたんですけど、はじまりのうたが本当に大好きです!! バンドの歴史が長いからこそ、今この歌が生まれたことに意味があるんだろうなって思います。たんこぶちんっていいバンドだなって思わずにはいられませんでした!大好き!!!

the peggies(大貫みく)

ベイビーレイズJAPAN

「TANCOBEST」発売おめでとうございます。
楽しい時や悲しい時にたんこぶちんさんの曲が側にいてくれたので、
一曲一曲聴きながら色々な思い出が蘇ってきました。
アルバム最後の曲「はじまりのうた」も、
これからの私を支えてくれる一曲になりそうだなと思いながら聴かせて頂いています。
これからも上京仲間のたんこぶちん姉さんが大好きです!!!

ベイビーレイズJAPAN(大矢梨華子)

ЯeaL

たんこぶちんのライブは縦が揃っていて聴いていてとても心地が良いです。
私は「花火」が好きです!
まどかちゃんの歌声も本当に好みでずっと聴いていたくなります。
今回のツアー本当に楽しみです!

ЯeaL(Ryoko)