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2020.10.21
須川展也『バッハ・シークエンス』本日発売!全曲試聴トレーラー動画も公開!

日本のクラシック・サクソフォン界のパイオニア的存在、須川展也が満を持してバッハ無伴奏パルティータに挑戦した作品が本日発売!
数々の委嘱作を持ち、日本のクラシック・サクソフォン界を牽引し続ける須川展也。長年の活動の中で「いつかは・・・」と胸に抱いていた作品、J・S・バッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1〜3番」に挑戦した作品がいよいよ本日発売!
"須川展也という音楽家がサクソフォンという楽器と一体化、人生の今までと今、
これからのすべてを投じてバッハの宇宙に飛び込んだ傑作である。"
(*池田卓夫(音楽ジャーナリスト@いけたく本舗®)ライナーノーツより)
『いつかは演奏、録音したい』と胸に秘めてきた想いを実現!
楽器の響きを空間に残しながら奏でる事が出来れば、パイプオルガンとヴァイオリンの音が一体化するような結果が生まれるのではないかと閃いた瞬間、今回のレコーディングを決心したという。
アレンジはすべて須川自身の手によるもの。正統派のアプローチを目指した第1番。感情豊かに、人間性に焦点を当てた第2番。そして第3番ではジャズの雰囲気も感じさせるような自由なアプローチを目指している。第2番 第5楽章「シャコンヌ」では、そこにこめられた人間の心の動きにまで可能な限り迫ろうとしている。
録音は2020年6月2日~4日の3日間、埼玉県川口リリア音楽ホールにて行われたが、無伴奏というただ1人自分と向き合い、バッハと向き合い、そして「何のために楽器を演奏するのか」という演奏家の根源にまで立ち戻る、壮絶な録音であった。
池田卓夫氏による約3,000文字のライナー・ノーツをブックレットに掲載!
ブックレットには、「サクソフォンからバッハ、バッハからサクソフォン〜須川展也の長い旅路」と題された約3,000文字におよぶ、音楽ジャーナリストの池田卓夫氏のライナー・ノーツを掲載。その壮絶な闘いと、今回のレコーディングに至った鍵についての詳細が記されているので、是非注目頂きたい。
アルバム全曲試聴トレイラー公開!
須川展也『バッハ・シークェンス』全曲試聴トレーラー Movie
『バッハ・シークェンス』商品情報
- 須川展也 Nobuya Sugawa
- 『バッハ・シークェンス(Bach Sequence)』
- 2020.10.21 Release / ¥3,000+Tax / YCCS-10091
〔購入リンク〕
〔収録内容〕
- J.S.バッハ(須川展也編 サクソフォン版)
- 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 BWV 1002
- Violin Partita No.1 in G minor (Original key B minor), BWV 1002
- 01 Ⅰ. アルマンド Allemanda
- 02 Ⅱ. ドゥーブル Double
- 03 Ⅲ. クーラント Corrente
- 04 Ⅳ. ドゥーブル, プレスト Double, Presto
- 05 Ⅴ. サラバンド Sarabande
- 06 Ⅵ. ドゥーブル Double
- 07 Ⅶ. テンポ・ディ・ボレア Tempo di Borea
- 08 Ⅷ. ドゥーブル Double
- 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV 1004
- Violin Partita No.2 in D minor, BWV 1004
- 09 Ⅰ. アルマンド Allemanda
- 10 Ⅱ. クーラント Corrente
- 11 Ⅲ. サラバンド Sarabanda
- 12 Ⅳ. ジーグ Giga
- 13 Ⅴ. シャコンヌ Ciaccona
- 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 BWV 1006
- Violin Partita No.3 in F major (Original key E major), BWV 1006
- 14 Ⅰ. プレリューディオ Preludio
- 15 Ⅱ. ルール Loure
- 16 Ⅲ. ガヴォット・エン・ロンドー Gavotte en Rondeau
- 17 Ⅳ. メヌエット1, 2 Menuet Ⅰ, Ⅱ
- 18 Ⅴ. ブーレ Bourée
- 19 Ⅵ. ジーグ Gigue
〔商品ページ〕
『バッハ・シークェンス』先着特典情報
須川展也『バッハ・シークエンス』を対象店舗でご購入のお客様に先着で特典をプレゼント!この機会ぜひご利用ください。
※特典は先着となり、無くなり次第配布終了となります。あらかじめご了承ください。
プロフィール
須川展也(サクソフォン)Nobuya Sugawa, Saxophone
日本が世界に誇るサクソフォン奏者。そのハイレベルな演奏と、自身が開拓してきた唯一無二のレパートリーが国際的に熱狂的な支持を集めている。名だたる作曲家への委嘱も積極的に行っており、須川によって委嘱・初演された多くの作品がクラシカル・サクソフォンの主要レパートリーとして国際的に広まっている。近年では坂本龍一「Fantasia」、チック・コリア「Florida to Tokyo」、ファジル・サイ「組曲」「サクソフォン協奏曲」などがある。また最近はサクソフォン1本による無伴奏の世界にも新たに取り組んでいる。N響をはじめ日本のほとんどのオーケストラと共演、海外でもBBCフィル、フィルハーモニア管、イーストマン・ウインド・アンサンブル、パリギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団等と多数共演を重ねている。東京藝術大学卒業。第51回日本音楽コンクール、第1回日本管打楽器コンクール最高位受賞。出光音楽賞、村松賞を受賞。98年JTのTVCM、02年NHK連続テレビ小説「さくら」のテーマ演奏をはじめ、TV・ラジオへの出演も多い。89年から2010年まで東京佼成ウインドオーケストラ・コンサートマスターを務めた。14年にデビュー30周年を迎え、東京文化会館大ホールでの記念公演は完全完売の大盛況となった。19年にデビュー35周年を迎えた。これまでに約30枚のCDをリリース。2014年には著書「サクソフォーンは歌う!」を刊行。サクソフォン四重奏団トルヴェール・クヮルテットのメンバー。また現在、ヤマハ吹奏楽団常任指揮者、イイヅカ☆ブラスフェスティバル・ミュージックディレクター、静岡市清水文化会館マリナート音楽アドバイザー&マリナート・ウインズ音楽監督を務めている。東京藝術大学招聘教授、京都市立芸術大学客員教授。
- 使用楽器:
- ソプラノ・サクソフォン YSS-875EXG
- アルト・サクソフォン YAS-875EXG
- (いずれもヤマハ株式会社)
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