2019.11.26
「届かなかった小さき声——」もどかしく、やるせない想いを包み隠さず表現。 今回Music Videoが公開となった「亡き歌」は、とくに母親の目線で強く感じた感情を書き記したもの。「届かなかった小さき声」は、もどかしく、そしてやるせない想いにさせた。直接的ではありながらも詩的に表現した、熊木杏里ならではの1曲。胸を打つような歌とコントラバスからはじまる森田晃平のアレンジが、作品の世界によりいっそうの表現を加えている。Music Videoの監督は「風船葛」に続き仁宮裕が担当。光のパーティクルがそれぞれの時間軸に溶け込み、それがまるで命の証であるかのように漂う、幻想的な映像作品。
2019.11.02
穏やかで、たおやか。だけど強いまなざしが、その歌の向こうからずっと注がれている。ステージに立つ熊木杏里は、今日も凛として可愛らしくて、そしてどこか頼もしい。 10月30日に発表した新作「人と時」をタイトルに掲げてのライブだ。デビュー15周年に紡いだ10枚目のアルバム。節目の1枚だからこそ自身の本質に忠実に、大切につくられた楽曲たちが、この日は惜しみなく全曲披露された。